【刈払機】RYOBI EKK-255のキャブを掃除したけどアイドリングが不調だった時のお話

お久しぶりです。

 

今回はRYOBIのEKK-255を修理します。

プライミングポンプが破れており、ジャンクで販売されていました。

結果としてキャブレターの部品(ダイヤフラム)を交換し、その他消耗品を替えて始動するに至ったのですが、

どうも使っていてもアイドリングが安定しない。

 

エンジン出力MAXから少し下げるとストンとエンジンが止まる症状もあり、使用しているとストレスが溜まります。

組付け不良かと思い、キャブを何回もバラして組んで始動してを繰り返しても改善しません。

 

今回はキャブレターでは無い部分の不調があったため記録いたしました。

 

結論から言うとこの部品

手で持ってるのがクラッチですが、これではありません。

その上の黒い部品。赤い電線が繋がっている部品です。

 

「点火装置」が一般的な名称ですが、イグナイターとかイグニッションコイルという名称で販売されていたりします。

この隙間の調整で復活しました。

 

原理

もっと詳しく解説しているサイトや動画がいっぱいあるので、飛ばして読んで頂いてもかまいません。

 

エンジンのピストン内でスパークプラグを使ってガソリンを燃焼させるのはご存知かと思いますが、

そのスパークプラグをスパーク(発火)させるには高電圧を作り出す必要があります。

 

高電圧を作るには発電機が必要なのですが、刈払い機ではエンジン動力でマグネットを回転させ電気を発生、

その発生させた電気を上記の黒い部品で昇圧(相互誘導作用で検索するといいです)しています。

 

修理

写真を見てもらえば分かるように、イグナイターとフライホイール周辺がひどく錆びています。

写真を撮り忘れたのですが、イグナイターとホイールの隙間はコピー用紙よりも狭いくらいでした。

 

イグナイターの接触面もサビサビ

たしか一般的には0.3mmの隙間が空いているのが適正値なので、錆びて隙間が狭まったのでしょうか?

いちおう錆は真鍮ブラシで磨いて綺麗にしました。

 

↓綺麗にしたあと

 

組付けを行うのですが、シックネスゲージを持っていないため0.3mmが測れない。。。

しかも磁石が相手なので、ちょっと調整しようにも写真のようにすぐくっついてしまう。

厚手の紙があってもいいのですが、それすらも無い状態。

 

もう適当でいいやと、本当に適当に隙間を開けて組み付けたらエンジンのアイドリングも、急なスロットル操作も可能になり復活しました。

これにて修理完了になります。

 

場合によっては点火装置自体が故障している場合もあるため、調整で直ってラッキーでした。

 

 

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です